はじんし破陣子
燕子来時新社
梨花落後清明
池上碧苔三四点
葉底黄鸝一両声
日長飛絮軽
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
燕子来たる時 新社
梨花落つる後 清明
池上の碧苔 三四点
葉底の黄鸝 一両声
日長くして飛絮軽し
現代語訳
燕がやって来る春の社日、梨の花が散ると清明。池のほとりに青い苔が三つ四つ、葉かげに高麗鶯の声がひとつふたつ。日は長く、柳絮が軽やかに舞う。
原文と書き下し文の対照
燕子来時新社 ― 燕子来たる時 新社
梨花落後清明 ― 梨花落つる後 清明
池上碧苔三四点 ― 池上の碧苔 三四点
葉底黄鸝一両声 ― 葉底の黄鸝 一両声
日長飛絮軽 ― 日長くして飛絮軽し
鑑賞
燕がやって来る春の社日、梨の花が散ると清明。読み終えても、燕が来て、梨の花が散れば、もう清明という感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「日長飛絮軽」。燕が来て、梨の花が散れば、もう清明。
語句
- 飛絮
- 「飛絮」——詩の情景を支える語
- 燕子
- 「燕子」——詩の情景を支える語
- 来時
- 「来時」——詩の情景を支える語
作者
晏殊の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
晏殊(北宋)の詞。詞牌にのせて心情や情景を詠む。