しょうねんこう少年行
五陵年少金市東
銀鞍白馬度春風
落花踏尽遊何処
笑入胡姫酒肆中
銀鞍白馬度春風
落花踏尽遊何処
笑入胡姫酒肆中
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
五陵の年少 金市の東
銀鞍白馬 春風を度る
落花踏み尽くして何れの処にか遊ぶ
笑って入る 胡姫の酒肆の中
現代語訳
都の五陵の若者たちが西の市の東を、銀の鞍の白馬で春風の中を駆けていく。散った花を踏みつくしてどこで遊ぶのか。笑いながら異国の娘のいる酒場へ入っていく。
原文と書き下し文の対照
五陵年少金市東 ― 五陵の年少 金市の東
銀鞍白馬度春風 ― 銀鞍白馬 春風を度る
落花踏尽遊何処 ― 落花踏み尽くして何れの処にか遊ぶ
笑入胡姫酒肆中 ― 笑って入る 胡姫の酒肆の中
鑑賞
五陵の若者が銀の鞍を飛ばし、江南の落花に蹄を埋める。足を止めず、笑って胡姫の酒肆へ——李白の少年行は、都の華やぎと無邪気な勢いそのものです。
日本で親しまれる理由
「笑入胡姫酒肆中」。笑って胡姫の酒楼へ入っていく
語句
- 五陵
- 長安郊外の貴族街
- 胡姫
- 西域出身の酒家の娘
- 酒肆
- 酒楼・酒場
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白「少年行」。長安の貴公子の一日を活写。