さんちゅうゆうじんとたいしゃくす山中与幽人対酌
両人対酌山花開
一杯一杯復一杯
我酔欲眠卿且去
明朝有意抱琴来
一杯一杯復一杯
我酔欲眠卿且去
明朝有意抱琴来
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
両人対酌すれば山花開く
一杯一杯 復た一杯
我酔うて眠らんと欲す 卿且く去れ
明朝 意有らば琴を抱いて来たれ
現代語訳
二人で向かい合って飲めば、山の花が咲く。一杯、一杯、また一杯。わたしは酔って眠くなった、君はひとまず帰りたまえ。明朝、気が向いたら琴を抱えてまた来てくれ。
原文と書き下し文の対照
両人対酌山花開 ― 両人対酌すれば山花開く
一杯一杯復一杯 ― 一杯一杯 復た一杯
我酔欲眠卿且去 ― 我酔うて眠らんと欲す 卿且く去れ
明朝有意抱琴来 ― 明朝 意有らば琴を抱いて来たれ
鑑賞
二人で向かい合って飲めば、山の花が咲く。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「明朝有意抱琴来」。一杯、一杯、また一杯。気の合う友と。
語句
- 両人
- 「両人」——詩の情景を支える語
- 対酌
- 「対酌」——詩の情景を支える語
- 山花
- 「山花」——詩の情景を支える語
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。