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しんしじょこうてんにとまる宿新市徐公店

楊万里|南宋|七言絶句

籬落疎疎一径深
樹頭新緑未成陰
児童急走追黄蝶
飛入菜花無処尋
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

籬落 疎疎として一径深し

樹頭の新緑 未だ陰を成さず

児童 急ぎ走りて黄蝶を追ふ

飛んで菜花に入りて尋ぬる処無し

現代語訳

まばらな垣根に沿って小道が奥まで続く。梢の新緑はまだ陰をつくるほど茂っていない。子どもが走って黄色い蝶を追いかけるが、蝶は菜の花畑に飛びこんで見分けがつかなくなった。

原文と書き下し文の対照

籬落疎疎一径深 ― 籬落 疎疎として一径深し
樹頭新緑未成陰 ― 樹頭の新緑 未だ陰を成さず
児童急走追黄蝶 ― 児童 急ぎ走りて黄蝶を追ふ
飛入菜花無処尋 ― 飛んで菜花に入りて尋ぬる処無し

鑑賞

まばらな垣根に沿って小道が奥まで続く。日常の一コマが、そのまま詩になっています。

日本で親しまれる理由

「飛入菜花無処尋」。蝶を追いかけて、菜の花畑へ。

語句

籬落
「籬落」——詩の情景を支える語
疎疎
「疎疎」——詩の情景を支える語
一径
「一径」——詩の情景を支える語

作者

楊万里の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

楊万里(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

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