あかつきじょうじじをいでてりんしほうをおくる暁出浄慈寺送林子方
畢竟西湖六月中
風光不与四時同
接天蓮葉無窮碧
映日荷花別様紅
風光不与四時同
接天蓮葉無窮碧
映日荷花別様紅
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
畢竟 西湖 六月の中
風光 四時と同じからず
天に接する蓮葉 無窮の碧
日に映ずる荷花 別様の紅
現代語訳
やはり六月の西湖は、ほかの季節とはまるで違う。空まで続く蓮の葉は果てしない緑、日に照り映える蓮の花はひときわ鮮やかな紅。
原文と書き下し文の対照
畢竟西湖六月中 ― 畢竟 西湖 六月の中
風光不与四時同 ― 風光 四時と同じからず
接天蓮葉無窮碧 ― 天に接する蓮葉 無窮の碧
映日荷花別様紅 ― 日に映ずる荷花 別様の紅
鑑賞
畢竟西湖の六月は、ほかの時と違う。天に接する蓮の葉は限りなく碧く、日に映える荷花は格別の紅——夏の西湖が、色の対句だけで圧倒します。
日本で親しまれる理由
「接天蓮葉無窮碧、映日荷花別様紅」
語句
- 浄慈寺
- 西湖畔の寺
- 蓮葉
- 蓮の葉
- 荷花
- 蓮の花
作者
楊万里の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
楊万里が林子方を送るとき、西湖の蓮を詠んだ七絶。