つきをのぞみてとおきをおもう望月懐遠
海上生明月
天涯共此時
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
海上 明月生じ
天涯 此の時を共にす
現代語訳
海の上に明るい月がのぼる。遠く離れたあなたも、いまこの時、同じ月を見ているだろう。
原文と書き下し文の対照
海上生明月 ― 海上 明月生じ
天涯共此時 ― 天涯 此の時を共にす
鑑賞
海の上に明るい月がのぼる。読み終えても、遠く離れても、いま同じ月を見ているという感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「天涯共此時」。遠く離れても、いま同じ月を見ている。
語句
- 海上
- 「海上」——詩の情景を支える語
- 生明
- 「生明」——詩の情景を支える語
- 天涯
- 「天涯」——詩の情景を支える語
作者
張九齢の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
張九齢(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。