しょうねんこう少年行
新豊美酒斗十千
咸陽遊侠多少年
相逢意気為君飲
繋馬高楼垂柳辺
咸陽遊侠多少年
相逢意気為君飲
繋馬高楼垂柳辺
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
新豊の美酒 斗十千
咸陽の遊侠 少年多し
相逢うて意気 君が為に飲む
馬を繋ぐ 高楼垂柳の辺
現代語訳
新豊の名酒は一斗一万銭。都の咸陽の侠客には若者が多い。出会って意気投合すれば君のために飲もうと、高楼の枝垂れ柳のそばに馬をつなぐ。
原文と書き下し文の対照
新豊美酒斗十千 ― 新豊の美酒 斗十千
咸陽遊侠多少年 ― 咸陽の遊侠 少年多し
相逢意気為君飲 ― 相逢うて意気 君が為に飲む
繋馬高楼垂柳辺 ― 馬を繋ぐ 高楼垂柳の辺
鑑賞
新豊の名酒は一斗一万銭。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「繋馬高楼垂柳辺」。気が合えば、それだけで乾杯の理由になる。
語句
- 新豊
- 「新豊」——詩の情景を支える語
- 美酒
- 「美酒」——詩の情景を支える語
- 斗十
- 「斗十」——詩の情景を支える語
作者
王維の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
王維(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。