きいく淇奥
瞻彼淇奥
緑竹猗猗
有匪君子
如切如磋
如琢如磨
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
彼の淇の奥を瞻れば
緑竹 猗猗たり
匪たる君子有り
切るが如く磋くが如く
琢つが如く磨くが如し
現代語訳
淇水の入江を見れば、緑の竹がしなやかに美しい。うるわしい君子は、骨を切り象牙を磨くように、玉を打ち石を磨くように、自らを磨き上げている。
原文と書き下し文の対照
瞻彼淇奥 ― 彼の淇の奥を瞻れば
緑竹猗猗 ― 緑竹 猗猗たり
有匪君子 ― 匪たる君子有り
如切如磋 ― 切るが如く磋くが如く
如琢如磨 ― 琢つが如く磨くが如し
鑑賞
淇水の入江を見れば、緑の竹がしなやかに美しい。読み終えても、切磋琢磨して、竹のようにまっすぐ伸びるという感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「如琢如磨」。切磋琢磨して、竹のようにまっすぐ伸びる。
語句
- 猗猗
- 「猗猗」——詩の情景を支える語
- 瞻彼
- 「瞻彼」——詩の情景を支える語
- 淇奥
- 「淇奥」——詩の情景を支える語
作者
詩経の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
『詩経』所収。周代に歌い継がれた四言の古典。