かんこうりんはん漢江臨汎
江流天地外
山色有無中
襄陽好風日
留酔与山翁
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
江流は天地の外
山色は有無の中
襄陽 好風日
留まりて酔はん 山翁と
現代語訳
川の流れは天地の果てまでつづき、山の色はあるともないとも見える霞の中。襄陽はなんとよい風、よい日和。ここに留まって山翁と酔おう。
原文と書き下し文の対照
江流天地外 ― 江流は天地の外
山色有無中 ― 山色は有無の中
襄陽好風日 ― 襄陽 好風日
留酔与山翁 ― 留まりて酔はん 山翁と
鑑賞
川の流れは天地の果てまでつづき、山の色はあるともないとも見える霞の中。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「留酔与山翁」。よい風、よい日。ここで少し酔っていこう。
語句
- 江流
- 「江流」——詩の情景を支える語
- 天地
- 「天地」——詩の情景を支える語
- 山色
- 「山色」——詩の情景を支える語
作者
王維の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
王維(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。