はくせつのか ぶはんがんのきょうにかえるをおくる白雪歌送武判官帰京
忽如一夜春風来
千樹万樹梨花開
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
忽として一夜春風の来たるが如く
千樹万樹 梨花開く
現代語訳
まるで一夜のうちに春風が来て、千樹万樹に梨の花が咲いたかのようだ。
原文と書き下し文の対照
忽如一夜春風来 ― 忽として一夜春風の来たるが如く
千樹万樹梨花開 ― 千樹万樹 梨花開く
鑑賞
北風が白い草を折り、胡天八月にして雪が飛ぶ。一夜で春風が来たように、千樹万樹に梨花が開く——辺境の雪を、春の花に取り換えた岑参の想像力です。
日本で親しまれる理由
「忽如一夜春風来、千樹万樹梨花開」
語句
- 胡天
- 北方辺境の空
- 梨花
- なしの花。雪のたとえ
- 武判官
- 友人の武姓の判官
作者
岑参の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
岑参が武判官の帰京を送った七言歌行の冒頭。雪=梨花の比喩で名高い。