がんじつ元日
爆竹声中一歳除
春風送暖入屠蘇
千門万戸曈曈日
総把新桃換旧符
春風送暖入屠蘇
千門万戸曈曈日
総把新桃換旧符
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
爆竹の声中 一歳除かる
春風 暖を送りて屠蘇に入る
千門万戸 曈曈たる日
総て新桃を把りて旧符に換ふ
現代語訳
爆竹の音の中で一年が去っていく。春風が暖かさを運んで屠蘇の酒にしみこむ。どの家の門にも明るい朝日がさし、みな新しい桃の札を古い魔除けと取り替える。
原文と書き下し文の対照
爆竹声中一歳除 ― 爆竹の声中 一歳除かる
春風送暖入屠蘇 ― 春風 暖を送りて屠蘇に入る
千門万戸曈曈日 ― 千門万戸 曈曈たる日
総把新桃換旧符 ― 総て新桃を把りて旧符に換ふ
鑑賞
爆竹の音のなかで古い年が去り、春風が屠蘇を手に届ける。瞳には桃符が新しい朝日に換わる——王安石の元日は、革新の息吹さえ感じさせる門出の詩です。
日本で親しまれる理由
「爆竹声中一歳除」。爆竹のなかで、一年が去り新年が来る
語句
- 爆竹
- 竹を焼いて鳴らす。のちの爆竹
- 屠蘇
- 正月に飲む薬酒
- 桃符
- 門に貼る桃の板。魔除け
作者
王安石の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
王安石の七絶。正月の行事を通して刷新の喜びを歌う。