ちくせき竹石
咬定青山不放松
立根原在破岩中
千磨万撃還堅勁
任爾東西南北風
立根原在破岩中
千磨万撃還堅勁
任爾東西南北風
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
青山を咬定して放松せず
根を立つること原破岩の中に在り
千磨万撃 還ほ堅勁
任す 爾東西南北の風
現代語訳
青山に食いこんで、決して放さない。根はもともと割れた岩の中にある。千磨万撃にもなお堅勁——東西南北、好きなように風が吹けばいい。
原文と書き下し文の対照
咬定青山不放松 ― 青山を咬定して放松せず
立根原在破岩中 ― 根を立つること原破岩の中に在り
千磨万撃還堅勁 ― 千磨万撃 還ほ堅勁
任爾東西南北風 ― 任す 爾東西南北の風
鑑賞
青山に食いこんで、決して放さない。読み終えても、どんな風が吹いても、根はゆるがないという感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「任爾東西南北風」。どんな風が吹いても、根はゆるがない。
語句
- 咬定
- 「咬定」——詩の情景を支える語
- 青山
- 緑の山並み
- 不放
- 「不放」——詩の情景を支える語
作者
鄭燮の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
鄭燮(清)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。